\多文化共生交流会 ippo to the worldが、高山市に飛び出しました!/
これまで神岡町で行ってきたものは、同じ地域住民である日本人と外国人が交流する、という趣旨でしたが、今回は飛騨地域の外国人同士が交流する、という目的で実施しました。
一見すると、あら結構いるのね〜という気持ちになりますが、全体の人口で考えればそこまで多くはないと思います。なので、当人同士も、同じ職場でない限りはなかなか同じ出身国の人や他の外国人に出会うきっかけもないようです。
日本で頑張って生活しているそんな彼ら彼女たち同士を繋げることができたら、苦労を分かち合ったり、ホームシックの対策になったり、日本での暮らしの工夫などが共有できたり、何かお役に立てるかな…という期待を込めて、今回のイベントを開いてみました。
参加者の集まり具合に最初は不安がありましたが、直前の駆け込みがあり、当日は約50名の参加がありました!!
ベトナム、インドネシア、ネパール、カンボジア、ミャンマー、アメリカ、コロンビア、南アフリカ、様々な国の方が来てくださいました!
7つのグループに分かれて、2時間のプログラムを行いました。
それぞれのグループには日本人のファシリテーターが一人ずつ入ります。
初めは自己紹介から。
名前、出身地、現在の居住地、仕事、趣味、を共通言語は日本語で話します。
グループ内での空気が温まったら、次はワークを行います。
「日本にきて良かったと思うこと」と「日本の生活で困っていること・それに対する工夫」をお題に、意見交換です。
「日本にきて良かったと思うこと」では、日本人は親切で、街も綺麗で安全だ、という意見が多かったです。
一方で、「日本の生活で困っていること・それに対する工夫」では、言葉が難しい(特に、手続きやその関係の書類内容が煩雑)、ゴミの分別が難しい(説明書きがわかりにくい)、交通の便が悪い、寒さに慣れるのが大変、などの意見が多く出ました。
その対策としては、なかなか簡単に答えが出せないものもありましたが、言語の問題についてはなんとか周りの日本人に助けを求めたりして乗り越えている様子でした。
日本人の自分だって、行政の文書とか、契約書とか、日本語で書かれているのに何度読んでも頭に入ってこない時があります。
ゴミ出しカレンダーと にらめっこしても、このゴミが何ゴミとして出せるのかさっぱりわからない時があります。
そして、わからないから嫌になってそのままになっていたり…。
やはり、日本人側も、寄り添ってあげることがどれだけ大事なのかを改めて感じました。
ただ寄り添って「助けてあげる」といった姿勢ではなく、これまでの当たり前を疑って、検めることも大切だと思います。
「やさしい日本語」と言われているものがありますが、それが使いこなせるかどうかというよりも、外国の方に対して(必ずしも外国の方が相手でなくても言えると思いますが)、ゆっくり聞いて、ゆっくり話してあげられているか、必要以上に難解な説明になっていないか、もっと誰にでもわかりやすい方法はないか、検める余地はあるかなと思いました。心掛けたいですね。
今回のイベントが、参加者の皆さんにとって、新しい出会いや友達作りのきっかけになったり、生活のヒントが得られる機会となったことを祈ります。
個別にお話を伺った際には、「2時間があっという間に感じられた!」「とっても楽しかったし、新しい友達ができて嬉しかった!」という意見をもらえたので、やってよかったなあと思っています。
日本全体でも、飛騨地域でも、これからよりたくさんの外国の方がいらっしゃると思います。
観光資源や労働力という観点だけではなく、共に暮らす生活者として、一人ひとりの人間として、共に支え合い、共生できる社会にしていきたいと思います。
(★2023年8月30日(水)付 中日新聞朝刊に本イベントの記事が掲載されました!★)