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2025/02/19

2月16日(日)日本人といっしょに学ぶ防災勉強会


2月16日(日)13:30-16:30、古川町公民館にて、「日本人といっしょに学ぶ防災勉強会」を行いました。

この会は、前回8月に神岡町で行ったものとほぼ同じ内容です。
ですが、前回の反省点を踏まえ、いくつか追加したり変更したりしました。


■当日の様子

今回の参加者は全部で14名。
外国の方が6名、日本人が8名という内訳です。

会は、前回同様、次の構成で行われました。
・第1部 防災基礎知識のお話
・第2部 災害シミュレーションロールプレイングゲーム「風水害24」

講師は、
・飛騨市防災士会 北平智久さん
・地域サイエンスコミュニケーター 髙知尾理(夫) です。

参加者の皆さんには指定した席に座っていただき、外国の方と日本人がグループになるようにしました。

最初に、わたしから日本人の皆さんに「はさみの法則」で外国の方と接していただくようにお願いしました。

「はさみの法則」とは、やさしい日本語を話す際の考え方で、
○は:はっきり話す
○さ:最後まで言う(〜です。〜ます。と言い切る)
○み:短く言う
の頭文字です。

講義では、
・災害発生時の行動手順
・日本や飛騨地方で発生しやすい災害の種類
・防災情報の入手方法
・避難時の備えと対策
・自宅や職場のハザードマップの確認
について、動画やスライドを活用しながら学びました。



後半のシミュレーションゲームは、
迫り来る台風からの避難を想定し、参加者がキャラクターになりきって適切な行動を選択する、という内容で実施しました。
どの選択が自身の生存に繋がるのかということと、できるだけ地域住民を助けるということを意識しながら、実際の避難行動に役立てることを目指しました。




■今回工夫した点

・翻訳機の導入: 外国の方に防災について理解してもらうことを最優先に考え、ポケトークを導入しました。また、端末だけではなく、同時翻訳をスクリーンに写すことも試みました。

・ペアの組み方の変更: 前回は日本人と外国人がペアになっていましたが、今回はシミュレーションゲームの際に自分の国の言葉で話し合いができるよう、同じ国の人同士をペアにしました。

・シミュレーションゲームの時間短縮: ゲームが終わってからの振り返りの話し合いが十分にできるよう、10ターンあるゲームを7ターンに短縮しました。


■反省点

・ポケトークを利用したとはいえ、言語的にも内容的にもやはり難しく、外国の方々は理解に苦労していました。

・時間が押してしまい、防災の勉強やシミュレーションゲームを通して得た気づきや考えを共有する振り返りの時間を十分に確保できませんでした。


■振り返り

今回の防災勉強会では、とにかく外国の方に防災について日本人といっしょに学んでいただくこと、シミュレーションゲームを通して擬似体験していただくことを最優先にしました。

5年日本に住んでいるため家にすでに防災グッズを揃えている方や、母国で風水害に遭いかけた方もいたので、飛騨での防災を身近に感じてもらえたと思います。
また、初めは戸惑っていたシミュレーションゲームでも、後半は慣れてきたことで外国の方も自ら判断して行動するようになっていました。
この会を通して、何か学び取ってくれたのではないかと思います。

また、日本人の皆さんにはサポートに徹してくださいとあらかじめお願いしてはおりましたが、シミュレーションゲームの際は外国人ペアを心配して、他のテーブルからサポートしに来てくださったり、温かい気遣いに感謝いたしました。

これまで繋がりのなかった外国の方と初めて知り合うこともでき、また一つ、輪が広がりました。

以上から、「防災勉強会」としては、反省点があるのでまだまだ "大成功!"とまでは言えなくても、学びのある会を提供できたと思います。



…ただ、企画の段階で外国の方の参加者集めにひどく苦労したことや、当日は日本人側が時間を持て余しているように感じられる場面も見受けられたこと、反省点の通り意見交換をする時間が確保できなかったことなどを考えると、

ippo to the worldとしては、参加者全員に「今日ここに来て良かった」と思ってもらえるような巻き込み方ができておらず、わたし自身の中で大きな反省点となりました。
自分の至らなさに胸が苦しくなります。

それでも、アンケートを拝見すると、みなさん前向きなコメントをくださり、協力してくださる方々の優しさが身に染みます。ありがとうございます。


誰のために、誰を喜ばせるために、今後どんな活動をしていくのだろう。
2025年度も模索していきたいと思います。

2024/08/28

8月25日(日)外国から来た人のための防災勉強会


8月25日(日)13:30-16:00、神岡町公民館にて、「外国から来た人のための防災勉強会」を行いました。

2024年は能登半島地震に始まり、つい先日までは南海トラフ地震臨時情報が出ており、線状降水帯の発生や、最強クラスの台風が近づいている今の状況で、外国の方々に十分な防災意識と準備があるだろうか、それが心配でした。

6月には飛騨市総合防災訓練がありましたが、回覧板が読めなければ、回覧板が回ってこなければ、あまりしっかりと情報は回ってこない。

会社の方が防災訓練に連れ出したところで、何をするのか、何をすれば良いのか、わからない。

日本語教室の生徒さんたちに防災の話をしても「ダイジョブ、ダイジョブ、私の国よりも雨強くない」、そんな調子です。


でも考えてみれば…日本人でもしっかりと備えている人は、そこまで多くないかもしれません。わたしも数年前まで何もしていませんでした。

そこで、主な目的は外国の方の防災意識の醸成と行動変容ですが、日本人にとっても自分の住む町で暮らす外国人と交流しながら防災について学び合える場として、今回の会を企画しました。


参加者は全部で32名。
外国の方が11名、日本人の小学生が4名、日本人の大人の方が17名という内訳です。
参加した大半の外国の方の日本語レベルは、日本語能力試験(JLPT)のN5〜N4程度です。

会は、次の構成で行われました。

第1部 防災基礎知識のお話
第2部 災害シミュレーションロールプレイングゲーム「風水害24」

講師は、
・飛騨市防災士会 北平智久さん
・地域サイエンスコミュニケーター 髙知尾理(夫) です。

参加者の皆さんには指定した席に座っていただき、外国の方と日本人が2人ペアまたは3人グループになるようにしました。(日本人の親子グループもありました。)


会の初めに、わたしから日本人の皆さんに「はさみの法則」で外国の方と接していただくようにお願いしました。

「はさみの法則」とは、やさしい日本語を話す際の考え方で、
○は:はっきり話す
○さ:最後まで言う(〜です。〜ます。と言い切る)
○み:短く言う
の頭文字です。

それからお互いに自己紹介をし、第1部を始めました。


第1部では、
・日本には、飛騨には、どんな災害がある?
・情報はどう得る?
・どんな備えが必要?
・自分の家や職場のハザードマップはどうなっている?

これらの観点でお話しいただきました。動画や写真、絵をたくさん用いたスライドを用意していただき、言葉が難しくてもイメージで理解できるような内容になっていました。

ペアの日本人と実際にハザードマップも確認しました。



第2部では、
・ルール説明
・自分が今回演じるキャラクターの設定確認
を行ってから、実際にゲームをスタートしていきました。



ゲームは、迫り来る大型台風から避難する、という設定の中で、
・自分が怪我したり死んだりしないようにすること
・少しでも多くの地域住民を救うこと
が目的で進んでいきます。

そのためにどう行動すれば良いのかを10個の選択肢から選び、
それを10ターン繰り返すというものです。



今回の会の目玉はこのシミュレーションゲームですが、これには大混乱が起きました。
ルールが複雑で、日本人も混乱。外国の人たちはもっと混乱。

ルール説明でも、極力やさしい日本語になるようにと工夫を凝らして準備をしたのですが、やはり難しかったようです…。

でも個人的にはこの混乱は有事にも絶対発生するものなので、とてもリアルだったんじゃないかなと思っています。

そしてこんな状況でも、日本人の皆さんが辛抱強くサポートしてくださったおかげで、小学生たちも元気に一生懸命頑張ってくれたおかげで、外国の方々もなんとか食らいついて、最後までやり通すことができました…!


ゲームの結果としては、ハザードマップを取得して確認した人が多かったこと、(もちろんゲーム上で)死者が出たけれども生き残った人が多かったこと、が挙げられ、前半の防災の基礎知識が生かされたのかなと思います。

最後には、他のペアともグループになって、振り返りと意見交換も行いました。



今回は初めての取り組みだったので、スムーズにいかないこと、やっぱり言葉や内容が難しかったこと等のいろいろな反省点がありますが、参加者の皆さんの協力があり、有意義な会を作り上げることができました。

参加した外国の方からのアンケートでも「難しかったけど、楽しかった」「ペアの人がたくさんサポートしてくれた」とコメントをもらいました。
小学生の皆さんもとても楽しんでくださったようでした!

今回の主な目的、外国の方々の防災意識の醸成と行動変容に少しでも繋がればと願うばかりです。

また、今回初めてippoの会に参加してくださった方が多くいらっしゃったので、また新しい繋がりや交流が生まれ、多文化共生に繋がっていくことも願っています。



ippoの活動は今年度初。
わたし自身が忙しくなったり、参加者が集まらなかったりで、ずっとできていませんでした。

しかも今回の会も、参加できる外国の方の数に合わせて日本人の参加者を募っていたので、一般募集できず、お声かけできなかった方がたくさんいらっしゃいました。ごめんなさい。

次は冬になってしまうと思いますが、またやりたいと思っています。
今回参加できなかった方には次の機会にぜひお願いしたいです!

これからも、ippo to the worldの活動への応援・ご協力をお願いいたします。

2024/06/17

飛騨市民カレッジ・シニア学部「外国人にも日本人にも『やさしい日本語』」


6月15日(土)に、飛騨市民カレッジ・シニア学部の講座でお話をさせていただきました。
テーマは「外国人にも日本人にも『やさしい日本語』」です。


初めての試みで、楽しんでいただけるか、「やさしい日本語」を"やさしくない日本語"で説明していないかなど、いろいろ不安でしたが、参加者の皆さんが明るく積極的な方ばかりだったので助けられました。

わたしにとっても大変良い経験となりました!